スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
近藤 史恵さん三冊
2008/08/28(Thu)
メディアマーカーが便利なので、そのうちこのブログの本カテゴリーが開店休業になってしまうかもしれません…。登録してここ二ヶ月を見返してみると、近藤史恵さんの本を三冊読んでいます。

ふたつめの月
近藤 史恵
4163259600

初めて読んだのが『にばんめの月』☆3、主人公の周りでいろいろな出来事があるにも拘らずその心情が迫ってこず、これはうっかり続編から読んでしまったためかと思っていたのでした。

サクリファイス
近藤 史恵
4103052511

次が『サクリファイス』☆3.5。自転車レースを題材としていて、競技ルールやマナーなど、とてもわかりやすく説明されています(漫然と海外の有名ロードレースをTVで観るぐらいレベルの自分には鬱陶しくないギリギリ。自転車に乗っている人だと蛇足や勘違いがわかるかも)。
ミステリ部分については、うーむ成立はしているけれ状況甘過ぎだよなあと。そしてやっぱり登場人物の心情や行動が通り一遍で、全編プロットのようです。風景描写が事象の列挙っぽくて、何より自転車レースで感じられるであろう風の感覚が伝わってこないのが残念でした。

タルト・タタンの夢
近藤 史恵
4488012280

『タルト・タタンの夢』☆3.5。料理ミステリは一粒で二度おいしい(笑)気になるのは、語り手の存在の意味です。ちょー傍観者。言ってみればホームズがビストロの料理長でワトスンが語り手の新入りギャルソンなのですが、二人はほとんど絡みません。
ギャルソンくんは一人暮らしで自転車でお店に通っている設定があるぐらいで、彼がどんな生活をして何を考えているのかさっぱり触れられていないのです。その存在自体がミステリとして据えられているのだとして(そんな伏線はないけど)、刊行されている続編で「実は僕は開発中のギャルソンロボットなのだ。友人も親もいない」となっていたら逆に納得しそうです。

あんまり良い感想を持っていないような書き方ですが、でも二月で三冊なら悪くないペースです。突っ込んだ深い描写がないから逆にとても読みやすいし、人物設定が身近に感じられるからなんだと思います。若いうちにデビューされている方のようですから、この先だんだん人物に魂がこもってゆくのを楽しみにしたいです。

*にしても、『サクリファイス』が本屋大賞二位ってのはどうかと思います。本屋大賞の意義はともかく(前提間違ってるかw)、現状厳しい本屋さんが売るべきは、読書家へお進めする「埋もれた名作」、本を読まない人が夢中になる「名作」であって「読みやすい本」ではないのでは、というのが夢見がちな自分の希望です。
*『サクリファイス』の表紙、新潮社装丁室とあろうものが、なんであんなコンクリ背景の写真を使ったのか?ロードレースの醍醐味の一つは、自然の息吹を感じられる風景でしょう!本編だって山岳レースがポイントじゃんか~。
スポンサーサイト
この記事のURL | | CM(2) | TB(0) | ▲ top
事実を伝える
2008/08/25(Mon)
前回の作品はアレでアレアレだったので、今だに来る残務処理にはうんざりしてしまう。見たくないなあと棚上げしてうっかり綺麗さっぱり忘れてしまい、制作くんをのけぞらせる。心のセーフティってこうやって稼働するのかー。いやいや忘れんなよって。
今度の仕事はさくさく順調。後輩ディレクターの冗漫さ加減に(本人を知っている人は笑うだろう)イラっとすることもあるけれど、可愛いもんである。
思えば、忘れた時には「忘れてた!」、話が長いディレクターには「話長いよ!結論を先に言え!」、女癖の悪い制作くんを新人ちゃんに紹介するにあたっては「こいつ女癖酒癖金遣い最悪だから(なのに女が途切れない…)誘いには絶対のらないように!」と陰口でなく堂々と当人に事実を言っているのに、前回は受け容れる余地が相手にも、そして自分にもなかったのだ。コミュニケーションが取れない相手と仕事をするのは実りが少ない。お互い絶対組みたくない相手となったので、組まないためなら今まで避けがちだった人の仕事だってどんどんやるぞ、ってな気持ちになったのがいちばんの収穫なのだった。

080825kaeru>次の仕事に使うカエル。ステイサムのを拝借。

「冗漫」ってなんだっけ-と聞かれたので、リンク。なんて彼を形容するのに相応しい言葉!

この記事のURL | 仕事 | CM(4) | TB(0) | ▲ top
夏のおかいもの
2008/08/19(Tue)
極端にドレスコードのゆるい職場にいることもあいまって、身繕いに関してはものぐさな部類です。季節によってはジーンズを履いてから「今日は何を着てこーかなー」ってなもんで。これまた極端に給料の安い職業なのにどうにかやっていけるのは、それが見咎められない環境だからではなどと分析してみたりして。

そうは言ってもやっぱり1月7月はおおっぴらにアイテムを買い足せる時期です。これ即ちバーゲン。
しかーし今年の夏はちょうど帰省が重なり、旅行用の羽織りものを買ったぐらいでスタートダッシュがかけられませんでした。その後は自分の風邪やら併発した中耳炎やら扁桃腺炎やら子供の発熱やら…ですっかり乗り遅れ、ぽつぽつと地味に参加していたものの、気づけば売り尽くし期間突入。目をつけていた靴はサイズが合わず、サンダルも品切れ。あまりにもパッとしないので目先を買えてみると、閉店、改装中、定休日。もはや苦笑。たわむれに気に入っていたショップ~関東からほぼ撤退してしまった~をネットで検索したところ、ちんまりと通販していたので、せめてもとクリック。

ほんとに今回の夏の買い物は冴えなかったと思い返してみると、
羽織りもの買って、地味にぽつぽつ買って、改装前セールで買って、ネットで買って。
靴とサンダル以外買ってるやんけ。
服飾係数の低い自分ですらこうですから。げにおそろしきはおんなのかいもの。
この記事のURL | 日々 | CM(2) | TB(0) | ▲ top
『ファントム・ピークス』北林 一光
2008/08/02(Sat)
ファントム・ピークス
北林 一光
4048738194

妻を亡くした主人公が暮らす地へ、たびたび現れるモンスターの影。そこで巡り会った専門家の若い女性…ってまんまホラー映画の設定です。映画畑出身の著者。話の構成も王道にのっとって、来るべきヤマとあるべき小休止、説明シーンなど堅実に進行してゆきます。最初の著作(そして最後)だけあって文章は拙い部分もありますが、それを補う熱意に好感。

なかなか楽しめますが、わたしは途中で別の方向へ関心が向いてしまって、この作品そのものの感想だったのか基となった生き物と事件のあらましを知って受けた衝撃だったのか、もうごっちゃです。そのモンスターであるファントムのモデルについて書いてしまうとネタバレ(前半で明らかにはなるものの)になってしまうのがもどかしい…。

☆4 
男性らしい武骨さがちらちら見える文章です。特に所有車種をほとんどその人物のアイデンティティとして扱っている部分がいかにもいかにも。

せっかくなので、続きに基となった事件についてのリンクをはっておきます。当然前半部分のネタバレです。
この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。