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『1950年のバックトス』北村 薫
2007/11/12(Mon)
1950年のバックトス
北村 薫
4104066060


淡々と流れる水の中のような読書を楽しんでいると、いきなり急流の中に投げ出される「ひとがた流し」。その後日談が収められた短編集。
印象に残ったのは、表題作「1950年のバックトス」とおっかない「包丁」。岩波書店の辞書の「洒落」の項「下手な洒落はやめなしゃれ」の用例を嬉しそうに引用していた北村さんらしい編も幾つか。おっかないといえば、北村さんは「作品自体が読者(視聴者)を拒否することもあり得る」と静かに言い切るようなシビアな面も持っています(これはある映画や学習教材?の話で「詩歌の待ち伏せ」で記されていたものです。「盤上の敵」の文庫版のことわりでもそのような類いの言葉が)。幾つかの編で削ぎ落とされた文章の中に、その言葉を思い出すものがありました。一方、「アモンチラードの指輪」はどうしちゃったんだこの冗漫気味な文章?~あららゼクシィ掲載企画ものですか、なるほど。なんて(笑)「ほたてステーキと鰻」は、ちょっと後日談としては物悲しい…。続編との繋ぎだと思いたいです。
以下、本当に余談です。

直木賞候補に挙がることもう何回目?といった北村さんですが、短編集で穫るかもなあとも思います。なので、この本が発行された時内容を知らずに「これか!?」なんて。でも読んでみて「いや違うか?」(笑)今はベッキーさんシリーズかと目星をつけてます。動乱の時代に突入したあたり…。
別に穫っらないと、という訳ではないのですが、「六の宮の姫君」であんな芥川と菊池寛への愛情を記しているのを知っているので、「今回の候補作は受賞に足るレベルに達していない」なんて講評されるとムッとしてしまうんですもん。
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コメント
-  -
たぶん…あたしも拒否された1人?ではないかと。笑
読みたくて読んでみるのですが、先に進まない!
頭に入ってこない!って何度も繰り返してまた挑戦。
そして挫折…の繰り返しです。笑

2007/11/15 21:49  | URL | mikinn #ycRVEX8Q[ 編集]
- mikinnさん -
あら。北村さんの作品お初ですか?
この本はそうお薦めではないかな~。
軽めなら角川の「覆面作家は二人いる」、長編なら新潮の「ターン」。
時代と年齢によっては創元の「空飛ぶ馬」がよいかもです(学生向けなので)。
いずれも文庫有りです。
でも、合う合わないはホント受け手の自由ですからねー。
北村さんの文章をむず痒く感じたりピンと来なかったりするのは、
拒否されているのではなく、好みの問題だと思いますよ~。
合わない本を読むのは時間が勿体ないですから、
次いきましょう、次!
実はmikinnさんの完読本リスト、参考にしてるんですよーん。

補足ですが。
「盤上の敵」は作品傾向がそれまでと違い女性には辛い題材を扱っているという点、
映画や学習教材のコメントについては受け手の不注意を指摘してのことだったのです。
わたしってば説明不足…。
2007/11/16 11:01  | URL | sumi #ym9aptUY[ 編集]
-  -
北村さんのは初めてではないのです。
何度も何度もいろんな本に挑んでみたのですが…。
駄目なのです。笑
そして村上氏お二方も実は駄目なのです。
あはは。

完読Book見ていただいてたんですね。
ここのとこまた本が読めるようになりました。
(ココロの余裕が少し出てきたのか…な?笑)
2007/11/17 21:32  | URL | mikinn #ycRVEX8Q[ 編集]
- mikinnさん -
粘り強いですね~、何度もって。
あ、でも題材が好みっぽいから今度こそいけるかもってわかります。
そんでもってまたやられる(笑)

春樹氏は前はわりと読んでました。
が、大ベストセラーの本がどうにもわからず、
それっきりウン年以上手に取ってません。
「売れる本」=自分に合う本では決してないですね~。
2007/11/18 23:21  | URL | sumi #ym9aptUY[ 編集]
-  -
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2007/11/25 08:23  | URL | みんな の プロフィール #-[ 編集]
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